株主優待はありませんが日本鋳造株価は今年以降期待

神奈川県川崎市に本社を置く日本鋳造は鋳造を専門にしている企業です。鋳造とは、金属を高温で溶かして液体にして型(いがた)に流して固め、製品を作ることです。これでできる製品を素形材と言います。(素形材の中には鋳造以外のダイカストなども含みます。)このような製品の専業なので、物的な株主優待はありません。会社はJFE(日本鋼管NKK+川崎製鉄)系でJFEとの取引が多いですが、最近日立系とも提携を結ぶなど各企業と関係を保ち安定を図っています。日本鋳造は鉱山開発の機械も多いのですが、鉱山に関しては、中国の景気は低迷していますし資源の価格自体も低くなっています。また、ペルーなどでは鉱山開発を阻止しようとデモが起こったりしてもいますので、その部門では不利になっています。なので今年になってからの日本鋳造株価は上がっていませんでした。しかし、製品としては現在、低熱膨張鋼が注目されています。鉄道のレールのように鋼は熱で膨張するものですが、今まで低熱で膨張するものは強度に欠けたり高温に弱かったりしていました。これについて新しい製品を開発し半導体の製造に使われるようになっています。これは大変に有望な製品で、日本鋳造株価の上昇に役立つと期待されています。また、日本鋳造は橋梁や柱脚などで実績がありますが、最近は景観デザインに力を入れていまして、橋の手すりなどにデザイン的にすぐれた製品を付ける事業を増やしています。橋は全国で耐久年度を迎えるものが大変多く、この面でも需要の期待があります。東京オリンピックやラグビーのワールドカップが日本で控えていますが、日本鋳造は競技場などの施設を多く手掛けてきましたので、今年以降日本鋳造株価も右上がりになっていくことが期待されます。株主優待については、事業内容からして品物の株主優待はありませんが、今年からどういう事業に参加していくのかという報道にも注目したいところです。